2019年9月6日の午後、上海市浦東新区人民法院は、米国BALANCED BODY INC.対国内あるスポーツ器具会社の商標権侵害紛争案件の一審の公開判決を下した。法院は、被告の侵害利益が100万元を超えていることが判明され、最終的に3倍の懲罰的賠償が決定されて、原告の訴訟請求を全額支持した。この案件は、上海で最初の知的財産侵害についての懲罰的賠償案件である。上海市浦东新区人民法院の判決は、新しい《商標法》の施行後の、懲罰的賠償制度の適用条件の審査や賠償基数の確定などの面における積極的な探索であり、類似案件の審理に対する重要な参考値を持つ。
隆諾律師事務所は、BALANCED BODY INC.からの委託を受けてすぐに強力な弁護士チームを結成し、案件情状に対する緊密な調査と分析を行い、顧客との絶え間ない綿密なコミュニケーションを繰り返し、多くのオンライン及びオフラインの証拠を収集し、明快で完全な証拠チェーンを備える訴訟戦略を講じて、一審で顧客が全面的に勝訴するために強固な基盤を築いた。
原告のBALANCED BODY INC.(BALANCED BODY INC. )は、世界初のピラティス会社であり、ピラティス機器と教育の世界最大のプロバイダーであり、係争商標の登録者でもある。今回の一審で全面的に勝訴できたことについて、顧客は結果に満足を表明した一方、隆諾事務所の弁護士チームの専門的能力と精細化サービスも完全に確認し、高く評価した。
この案件において、被告は、原告の他の商標及び専利権を侵害したこととして原告から警告された後、原告と和解協議を締結して侵害行為に従事しないことを約束したが、再び係争の侵害行為を実行したことが発現された。被告は、原告の商標と製品をそのまま模倣し、オンラインやオフラインのような複数のチャネルによって販売したが、製品にはまだ品質上の問題があった。その行為は、懲罰的賠償における「悪意」と「深刻な情状」に関する適用要件に満たし、法院は最終的に3倍の懲罰的賠償の割合を決定した。侵害による利益の3倍が300万元を超えており、原告が主張した賠償額を超えたので、原告の請求した賠償額の全額を支持することが判決された。
この案件は、上海で最初の知的財産侵害についての懲罰的賠償案件として、類似案件の審理に対して大きな参考値があるだけでなく、中国の知的財産の司法保護力の継続的な強化、及び、法治化・国際化ビジネス環境の創造にも象徴的な意味を持っている。
隆諾事務所は、隆天知識産権の25年にわたる蓄積に基づいて成立された独立した法律事務所であり、顧客に知的財産及び商業紛争の法律サービスを提供することに焦点を当てている。隆諾事務所は、専門的能力とサービスレベルにより、2017年度中国専利行政訴訟代理機構Top 10(知産力&IPRdaily)を受賞し、代理した多くの案件が全国知的財産の典型的な案件に選ばれた。