国家知的財産権局が開催した7月14日の定例記者発表会で明らかになったところによると、今年6月末現在の中国(香港・澳門<マカオ>・台湾地区を除く)の有効発明特許件数は245万4000件となっている。知的財産権の質の高い発展の成果が顕著で、コア技術の特許の基礎の強化が続いている。新華社が伝えた。
今年上半期の中国の発明特許取得件数は33万9000件、商標登録件数は372万4000件、地理的表示の保護製品は87件、地理的表示を用いた集団商標・証明商標の登録件数は254件、集積回路配置設計登録件数は7629件。
国家知的財産権局弁公室の衡付広副室長は、「今年上半期、特許、商標、集積回路配置設計の登録件数が前年同期比で大きく伸びた。これは中国のマーケットエンティティのイノベーション、創造、創業がより活発になっていることを反映していると同時に、中国の知的財産権分野の『放管服』(行政のスリム化と権限委譲、権限委譲と管理の連携、サービスの最適化)改革の持続的な深化、知的財産権の審査の質と効率の向上の結果でもある」と話した。
データによると、中国のコア技術分野における特許のストックが強化され続けている。6月末現在の中国(香港・澳門<マカオ>・台湾地区を除く)の有効発明特許のうち、戦略的新興産業分野は73万1000件で、第13次五カ年計画の最終年(2020年)より5万3000件増えている。産業の革新的発展の原動力が持続的に強化されている。
同時に知的財産権は企業の海外発展を力強く支えている。一部のモニタリングデータによると、中国のマーケットエンティティの米欧日韓などの主要エコノミーにおける発明特許の出願・取得件数が1−5月、全体的に増加のトレンドが継続した。国家外貨管理局のデータによると、中国の1−5月の知的財産権使用料輸出額は前年同期比24.3%増の48億4000万ドルだった。