発表時間:2023-04-04 13:55 出所:隆天
隆天が代理した医薬品特許無効訴訟案件が2022年度特許復審無効案件トップ10に選出
「セロトニン再取り込み阻害剤としてのフェニル−ピペラジン誘導体」という特許名称の発明特許無効案件で、審理の結果、特許有効性を維持した。審査決定は、明細書の公開十分性の判断に薬物適応症とメカニズムの関係が与える影響を解釈しており、発明創作を奨励する専利法の立法目的を体現している。
第23回世界知的財産日に際し、国家知識産権局は2022年の専利復審無効案件トップ10を発表した。その中で、「セロトニン再取り込み阻害剤としてのフェニル−ピペラジン誘導体」の発明特許無効案件が薬物化合物の審理における典型的な事例に選ばれ、隆天知識産権の生物医薬チームが特許権者を代理し、パートナーの呉小瑛が本件の主催代理人となっている。
係争特許はLundbeckのスター薬物である「心悦達」(有効成分がトリンテリックス、ボルチオキセチンともいう)の化合物特許で、トリンテリックスはセロトニン再取り込み阻害剤として成人のうつ病の治療に用いられる。この薬物は治療効果がよく、毒副作用が少なく、発売して以来多くの患者から好評を得ており、それによって多くのジェネリック医薬品会社の模造対象となっている。係争特許が4回も無効請求を提出され、隆天は特許権者を代表してこの4回の無効請求を阻止することに成功し、4回の無効審判においてすべて有効に維持された。本件の代理で、隆天の生物医薬チームは、化合物の作用機序を十分に理解し、異なる作用機序のうつ病間の異同及び臨床上の具体的な症状に反映される異同を明らかにして、進歩性を認可させた。隆天の生物医薬チームは、従来技術の文献を用いて化合物の作用機序と疾患との明確な関係を証明し、従来技術と明細書に記載されている内容に基づいて化合物の医療用途を予測できることを述べて、係争特許明細書が特許法に規定された十分な開示の要求を満たすことも認められた。隆天の生物医薬チームの無効案件での勝利は、権利保護訴訟で訴訟チームが獲得した勝訴に強力な保証を提供した。
近年、隆天知識産権が代理した案件は、数回も専利復審無効案件トップ10、最高人民法院と全国各地の法院の知的財産司法保護案件トップ10や典型的案件に選ばれている。隆天知識産権は常にクライアント様に高品質の知的財産紛争解決法律サービスを提供し、企業の知的財産権の健全的な発展のために全面的な法的保護を提供してきた。今後も、隆天は今までとおり、中国の知的財産権を尊重し保護する良好な環境づくりに貢献していく!