中国国家知的財産権局が17日にメディア向けに公開した「中国と『一帯一路』共同建設国10周年特許統計報告書（2013-22年）」によると、2013年から2022年にかけて、計115の「一帯一路」（the Belt and Road）共同建設国が中国で特許出願を行い、中国での特許出願件数が年平均5.4％増の累計25万3000件に、特許取得件数が年平均9.8％増の累計11万2000件にのぼっている。中国新聞網が伝えた。

 

中国で特許出願を行った115の「一帯一路」共同建設国のうち、累計出願件数トップ5は韓国（17万8000件）、イタリア（2万4000件）、シンガポール（1万5000件）、オーストリア（1万1000件）、ルクセンブルク（3000件）で、全体の91.3％を占めた。

 

22年には計73の「一帯一路」共同建設国が中国で特許出願を行い、13年より7ヶ国増加した。「一帯一路」共同建設国の計3982のイノベーション主体が中国で特許出願を行い、13年より654増加した。「一帯一路」イニシアティブの深化・着実化に伴い、「一帯一路」共同建設国の中国の知財権保護環境への受け入れ度が持続的に高まっている。「一帯一路」技術交流及びイノベーション協力に積極的に参加するイノベーション主体が増え続けており、中国での特許出願の原動力が持続的に強化されている。

 

中国ではここ数年、グリーンイノベーションが日増しに活発化し、世界のグリーン・低炭素技術イノベーションの重要な貢献者になっている。「一帯一路」共同建設イニシアティブを打ち出した後、中国は共同建設国と積極的に手を携えグリーンな「一帯一路」を構築するようになり、インフラやエネルギーなどの重点分野の協力に持続的に注力し、積極的な進展を遂げた。

 

統計によると、中国の13-22年の「一帯一路」共同建設国における発明特許出願件数は6万5000件。うちグリーン・低炭素技術発明特許出願件数は年平均16.7％増の累計3549件、特許取得件数は年平均15.8％増の累計1884件。